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軍の士気に影響なし 中国大使館と議員の「応酬」で

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在比中国大使館と比国会議員の間で激しい言葉の応酬が続いている問題で、国軍「兵士たちの士気に影響を与えることはない」

国軍ロゴ

 西フィリピン海(南シナ海)を巡り、在フィリピン中国大使館と比国会議員の間で激しい言葉の応酬が続いている問題で、国軍は15日、一連の騒動が現場の兵士たちの士気に影響を与えることはないとの見解を示した。

 西比海問題を担当する海軍のトリニダッド少将は地元ラジオ局dzBBのインタビューに対し、「兵士らは全く動揺しておらず、自分たちが何をすべきか、そして自らの任務を熟知している。この問題の本質をより深く理解しているため、一連の応酬を冷静に、あるいはどこか冷ややかな視線で見守っている」と、現場の規律と士気が高く維持されていることを強調した。

 問題の発端は、比の海洋権利を主張する政府高官らに対し、中国大使館側が批判的なコメントを出したことにある。これに対し上院は、中国大使館の言動を非難する決議を採択したが、双方の鋭い批判の応酬は収まる気配を見せていない。

 事態の泥沼化を懸念し、ラクソン上院臨時議長は上院と駐比中国大使との直接会談を提案。決議案を起草したフランシス・パンギリナン議員やリサ・ホンティベロス議員の参加も促した。

 ラクソン氏の提案は、中国側からの「当局者と座って問題を議論したい」という呼びかけに応じたものだ。同氏は「良い機会であり、協議を開始するチャンスを掴むべきだ。場所は上院でも、大使館でも、中立な場所でも構わない」と述べた。

 また、比が中国との外交関係を維持し「一つの中国」政策を堅持していることに触れ、対話を通じて不必要な摩擦を避けるべきだとの考えを示した。

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