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アテネオ大は遺族と世論の声に応えよ 死亡のバスケ選手2人に正義を

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 アテネオ・デ・マニラ大学バスケットボール部選手のレネ・バテルボニアさんとディバイン・アディリさんの死は、SNS上で激しい抗議の嵐を巻き起こした。

 バテルボニアさんは、全国的な学生のスポーツ大会パラロン・パンバンサでの驚異的な活躍を機に、アテネオのスカウト陣に見出された。南アグサン州出身の彼は、魚売りの両親に育てられた。身長193cmの彼は、リバウンドを支配するだけでなく、完璧な3ポイントシュートも放つ傑出した選手だった。

 またディバインさんはナイジェリア出身の若手選手で、前回の大学対抗戦に出場しており、今シーズンに向けて準備を進めていたところだった。しかしこの2人は、太平洋に面したアウロラ州ディパクラオで、いわゆる「チームビルディング活動」や「絆を深めるセッション」と呼ばれる活動に参加していた際に命を落とした。

 国内で有名な政治や時事問題の評論プラットフォーム「ニュートリバン・リパブリック」は、フェイスブックでこの問題について「人々が騒ぎ立てている」という批判に対し、こう述べている。

 「この問題は痛ましいほど単純明快だ。悲嘆に暮れる貧しい母親が声を上げた。彼女は、学校側から適切な連絡がなく、自ら電話をかけ、息子が溺死したと告げられたと語った。遺体に学校側の担当者は付き添わず、尊厳のある移送とは言えなかった(中略)私は母親の言葉を伝えただけであり、アテネオ大学が説明責任を果たすよう求めたのだ」。

 また同プラットフォームは「ここには甚大な力の不均衡が存在する。弁護士、広報体制、同窓生ネットワーク、コーチ陣、そして社会的資本を擁するエリート校のアテネオ大学、もう一方には、ロヴェリンさんという貧しい母親。彼女はその大学に関連する公式行事の最中に息子を亡くしたのだ」。

 「それなのに、あなたの最優先事項は、怒る市民を叱責することなのか? 歴史が示すように、世論の怒りが調査を迫り、有罪判決につながり、社会改革を推進する力となることがある。レニー・ヴィラさんの死は、最初のいじめ防止法の制定につながった。(略)オラシオ・カスティリョさんの死は、2018年のより強力ないじめ防止法の成立を後押しすることとなった」。

 「説明責任は選択的であってはならない。特に、アテネオは権力の養成所である。大統領、上院議員、最高裁判事、経営幹部、政策立案者、この国を担うリーダーたちの多くが育まれる場所なのだ。だからこそ、そのような機関が、悲嘆に暮れる貧しい母親から、最低限の良識さえ欠いていると非難されたとき、世論が声を大にしてその機関を厳しく追及するのは当然の権利である」と。

 アテネオ大学が発表した2つの曖昧な声明は、溺死事故から数日後に発表された。危機管理コミュニケーションの基本では、24時間以内に声明を出さなければ、事態の主導権を失うとされている。

 一方、アテネオ大学の学長であるカレル・サンフアン神父は、心に響き、かつ公正な声明を発表した。彼の声は、まだ希望があるということを伝えてくれる。

 「私たちは深い悲しみに包まれています。私たちの仲間であるレネ・バテルボニアは、単なる学生アスリート以上の存在でした。(中略)比バスケットボール界でこれまで最も輝かしい若き才能の一人でしたが、人々が記憶しているのは、その技術だけでなく、謙虚さ、静かなリーダーシップ、周囲のすべての人に示した心からの優しさでした。私たちは彼を、永遠に『ジェントル・ジャイアント』として記憶し続けます」。

 「私たちは遺族と共にその悲しみを分かち合い、決して軽んじることはありません。この悲劇の経緯が徹底的に調査され、その結果が遺族への配慮と誠実さを以て対処されることを信じています(中略)ボベットとディバインのためのミサが、2026年6月12日(金)午前10時、高等部のチャペルにて執り行われます。どなたでもご参加いただけます。ボベットとディバインの両名のご家族、愛する方々、チームメイト、そして二人を愛した地域社会全体に対し、心よりお悔やみ申し上げます」。

 私はアテネオ大学で40年近く教鞭をとり、アスリートの学生たちも指導してきた。彼らは、終わりのない練習で疲れ果てているにもかかわらず、成績評価指数を維持しなければならなかったため、授業には欠かさず出席していた。彼らの目は、ただひたすら夢に向けられていた。しかし、そのうちの2人にとって、その夢は3日前に消え去ってしまったのだ。たとえ天が崩れようとも、正義は貫かれねばならない。(11日・マニラタイムズ、ダントン・レモト氏)

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