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ブラカンの二つのダムで水位不足と放流 政府は効率的な水資源管理を

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 絶え間ない降雨にもかかわらず、首都圏の水需要のほとんどをまかなうアンガットダムの水位は依然として危機的水準にとどまっている。一方、約50キロメートル離れたブストスダムでは、降雨により水位が溢水レベルまで上昇し続けているため、放流が行われているという。

 ブストスダムは、その水源をアンガットダムに完全に依存しているわけではなく、地元の支流や周辺地域での降雨による水も集めているが、この二つの貯水池は、ブラカン州のアンガット川沿いに位置している。

 アンガット貯水池の水位がしばらくの間、危機的水位を下回っているにもかかわらず、なぜブストスダムでこれほど多くの水が放流されるなど、無駄にされているのか、人々は疑問に思うだろう。

 余剰水を放流するなどして無駄にせず、ブストスに水を貯留できる水管理技術はないのだろうか。貯留された水は、水力発電で利用されるのに加え、首都圏の水需要の90%以上を供給し、ブラカン州やパンパンガ州の農地への灌漑用水も供給しているアンガットダムの水不足を補うことができるはずだ。

 雨水をより効率的に集水・貯留するための技術はすでに存在している。こうした技術は、雨期と乾期の二つの季節しかない国において特に重要である。雨期には、豪雨によって命に関わる洪水や土砂崩れが発生する一方で、乾期には、干ばつのため農地が休耕状態となる。

 「全国災害リスク評価プロジェクト(Project NOAH)」の事務局長であるマハル・ラグメイ氏は、洪水対策のためには首都圏においても雨水貯留システムが必要であると指摘している。

 ラグメイ氏は以前、首都圏の住民に対し、家庭やオフィスで降雨や雨水流出水を貯留し、処理能力を超えた道路排水路の負担を軽減し、洪水の緩和に役立てるよう呼びかけていた。集めた水は、ガーデニングや車道の清掃などに利用できると彼は述べている。

 雨水を貯めるだけでなく、雨滴の運動エネルギーを利用して再生可能エネルギーを生み出す新技術が登場している。ある報告書では、これを「屋根や排水管を再生可能エネルギー発電所に変える」と表現している。

 また、日本の首都・東京は、地下50メートルに建設された巨大な排水路のおかげで洪水から免れている。このシステムは、台風到来時に溢れ出る水を、トンネル、巨大なサイロ、支柱からなるネットワークを通じて集め、最大67万トンの水を貯留できるタンクへと送り出している。

 ブラカン州は、洪水対策事業に関連する大規模な汚職の捜査の中心地ともなっている。同州で汚職により失われた数十億ペソは、代わりにダムにおける近代的な貯水・管理技術に充てられるはずだった。

 しかし、政府にはまだ失われた時間と資源を取り戻す余地がある。異常気象がもたらすリスクを鑑みれば、この国には賢明な水管理への投資を行うほかないはずだ。(8月9日・スター社説)

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