台風2号の死者12人に ミンダナオで記録的雨量か
熱帯低気圧に勢力を弱めた台風2号(バシャン)の影響でミンダナオ地方北部カラガ地域で洪水被害が拡がるなどし、全国でこれまでに12人の死亡が確認された
国家災害対策本部の7日発表によると、ミンダナオ地方北部からビサヤ地方中部を横断した台風2号(比名バシャン)の豪雨による洪水や土砂崩れが各地で発生し、同日までに12人の死亡が報告された。特にミンダナオ地方北部のカラガ地域では計30バランガイ(最小行政区)以上に洪水被害が発生し、住民20万人以上が避難するなど大きな影響を受けた。8日付英字紙インクワイアラー電子版が報じた。
比気象庁のデータによると、同地域のイリガン市にあるティパノイ地区の観測所で6日午前8時から7日午前8時までの24時間に記録した雨量が383ミリに達し、2011年にこの地域を襲い多数の死者・行方不明者を出した大型台風センドンの時に記録した最大雨量の180ミリを2倍超上回った。
民間防衛局によると、死者12人のうち、9人が北部ミンダナオ地域で確認されている。その中にはカガヤンデオロ市で発生した土砂崩れに巻き込まれた家族4人が含まれているほか、北ラナオ州でも4人の死亡が確認されている。
一方、同局によると、ネグロスアイランド地域でも1343家族(6270人)が予防的に避難させられたほか、中央ビサヤ地域でも784家族(2498人)、カラガ地域で6878家族(2万3093人)がそれぞれ予防的に避難所などへの避難命令が出されたという。
台風バシャンは勢力を弱めてすでに熱帯低気圧に変わっており、8日にはその中心がパラワン州北部まで移動しているが、比気象庁では関係する警報などはすべて解除した。





