熱低に弱まるも4人死亡 台風2号、各地で強風と豪雨
台風バシャンは6日にボホール島に達した際に勢力を弱めて熱帯低気圧になったが、カガヤンデオロ市で一家4人が死亡
フィリピン南部を直撃した台風2号(現地名バシャン、国際名ペンニャ)は6日午後、比を横断中に勢力を弱め、熱帯低気圧に弱まった。しかし、これまでにミンダナオ島北部で発生した土砂崩れにより家族4人が死亡したことが確認された。当局は依然として激しい雨による二次災害への警戒を呼びかけている。
カガヤンデオロ市防災当局によると、5日夜、同市アグサン地区で激しい雨に伴う土砂崩れが発生した。この災害で大人2人と子供2人の計4人が暮らす住宅が土砂に飲み込まれ、6日までに全員の遺体が収容された。
事故の背景には、建設中の住宅周辺の盛り土が長雨で崩壊したことや、建物の構造的な脆弱性があったと指摘されている。ミンダナオ島北部では他にも3人の負傷者が報告されており、河川の氾濫による車両の流失なども確認されている。
6日午後5時の比気象庁発表によると、バシャンは中心付近の最大風速約15メートル、最大瞬間風速約21メートルで、西ネグロス州カバンカラン市付近を北西に進んでいる。6日夜から7日未明にかけてスールー海を通過し、午後にはパラワン島北部を横断して南シナ海へ抜ける見通し。
比沿岸警備隊(PCG)の最新の報告では、ビサヤ地方からパラワン、ミンドロ方面を結ぶフェリーの多くが運休し、空の便ではセブやバコロド発着の国内線の一部で遅延や欠航が発生するなど、依然として比南部を中心に全国で約4500人の旅客が足止めされている。
6日夜時点でパラワン島、ミンドロ島南部、パナイ島、セブ島を含む約32の地域にシグナル1が発令されている。ネグロス島やパナイ島では、今夜にかけて最大200ミリの非常に激しい雨が予想されており、現地当局は警戒を呼びかけている。





