25年度登録投資総額が2%減 BOIやPEZAなど1兆9200億ペソ
投資委員会や比経済区庁など政府の投資誘致機関が昨年度に承認した登録投資約束総額が1兆9200億ペソで24年比で2%減少した
フィリピン統計庁によると、2025年度に投資委員会(BOI)や比経済区庁(PEZA)、基地転換開発庁(BCDA)など政府の投資誘致機関によって承認された外国人や比人実業家による登録投資約束額の合計が1兆9200億ペソにとどまり、24年比で2%減少している。治水汚職問題を巡る国内のガバナンスに対する懸念の高まりや国際貿易の不透明感の強まりにより比への投資意欲が減退したことが要因とみられる。13日付英字紙スターが報じた。
ただし、昨年10~12月期における投資誘致機関による承認を受けた登録投資額に限ると、1兆1000億ペソに達し、24年同期の約3700億ペソから約3倍と大幅に拡大した。昨年第4四半期の登録投資のうち比人投資家による投資約束額が9900億ペソと全体の90・6%を占めている。また、外国人投資家による同期の登録投資も1033億3000万ペソで前年同期比79%増加した。
昨年10~12月の登録投資額のうち外国人投資家の国籍別でみると、オランダ人が330億5000万ペソと外国人全体の32%を占めてトップ。次いで日本人投資家が178億8000万ペソと同17・3%を占めて2番目に多かった。シンガポール国籍の投資家も176億6000万ペソで同17%と3番目に多い。
一方、昨年1年間の登録投資を事業分野別にみると、最も多い分野は電気・ガス・蒸気・空調供給事業で、全体の51・6%を占める総額9916億1000万ペソの投資約束額に達する投資案件が承認された。次いで多かったのは不動産開発事業で3274億5000万ペソと全体の17%を占めた。さらに、輸送・倉庫事業が2307億1000万ペソ(全体の12%)、製造業が2153億8000万ペソ(同11・2%)と続いている。


