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伝統漁法で漁民生計を支援 アジなど2トン水揚げ、アンティケ州

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アンティケ州では、環境負荷が低い持続可能な漁法として伝統漁法の「ランバクラド」が評価されている

 ビサヤ地方アンティケ州では、環境負荷が低い持続可能な漁法として伝統漁法の「ランバクラド」が評価されている。同州のパホ漁業組合によると、1月に実施された19日間の操業で、総額30万3624ペソ、漁獲量2トンを達成。サバ、アジ、カツオ類など多様な魚種が水揚げされた。地元英字紙パナイニュースが16日付で報じた。

 伝統漁法「ランバクラド」は竹製のいかだと網を用い、回遊魚の通り道に仕掛ける伝統的な定置式漁法。「ランバット(網)」と「バクラド(囲い)」に由来し、竹と籐で作られた仕掛けで魚群を誘導・捕獲する。

 同事業は、水産資源課(BFAR)の特別農業開発地域(SAAD)プログラムの支援を受けて実施された。会員漁師のミゲルさんは「水産省の支援、とくに網の追加により設置精度が向上し、漁獲と収入が増えた。毎日食卓に食事が並び、子どもの教育費も賄える」と語る。

農業省傘下の水産資源課が実施するSAAD計画は、社会的に脆弱な漁民コミュニティの貧困削減と生活向上を目的とする事業。持続可能な生計支援を通じて地域密着型の水産事業を育成し、食料安全保障と包摂的経済成長の促進を目指している。

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