治水汚職容疑者から押収のロールスロイス落札 バギオ市の実業家が2900万ペソ超で
治水汚職容疑者のディスカヤ夫妻から押収した高級車ロールス・ロイスが関税庁に競売に掛けられ、山岳先住民の実業家が2902万ペソ超で落札
昨年後半から治水汚職疑惑をめぐる渦中にある建設会社を経営する実業家夫婦として上下両院議会で公聴会に召喚され、逮捕状に基づき現在拘留されているディスカヤ夫妻がかつて所有していた高級外国車のロールス・ロイスが関税庁に押収され、これまで2回競売にかけられたもののいずれも失敗していたが、3回目となる競売で、バギオ市に住む先住民族の実業家男性が2900万ペソで落札し、話題となっている。12日付英字紙スターが報じた。
今回、競売にかけられたのはロールス・ロイスのスポーツ仕様車(SUV)ブランドの「カリナン」で1回目の競売で5200万ペソ、2回目で4200万ペソの最低価格が設定されていたが買い手がつなかった。11日に開催された競売の3回目で最低価格が2902万5000ペソまで引下げられ、バギオ市でテーマパーク「イゴロット・ストーン・キングダム」を運営する会社の創設者であるピオ・ベラスコ氏が2902万6000ペソで落札した。
ベラスコ氏はメディアのインタビューに対し、購入動機について、「フィリピンの歴史の一部として保存したかった。そして投資の一つの形態として、次に世界に対してイゴロット(コルディリエラ自治区に居住する先住民の総称)も比の歴史を知っていることを知らしめるためだ」と説明。自身のテーマパークで展示し「人々に汚職は報われないという教訓を伝えたい」とも述べている。
一方、やはりディスカヤ夫妻が所有していたベントレー・ベンテイガやリンカーン・ナビゲーター、キャデラック・エスカレードなど他の高級車7台も同日に競売にかけられたが、いずれも落札されなかった。





