「循環型経済ハブ」開所 遠藤駐比大使らが出席し式典
パシッグ市に「イノベーション・フォー・サーキュラーエコノミー・ハブ」完成。遠藤大使らが出席し開所式
首都圏で26日、廃棄物問題の解決と循環型経済(サーキュラーエコノミー)の推進を目的とした施設「イノベーション・フォー・サーキュラーエコノミー(ICE)ハブ」の開所式が執り行われた。式典には、日本の遠藤和也駐フィリピン大使、パシッグ市のヴィコ・ソット市長、メトロマニラ開発庁(MMDA)のロマンド・アルテス長官、および国連開発計画(UNDP)のクリストファー・バヒュエット駐日代表らが出席した。
首都圏では、1日あたり1万トンを超える廃棄物が排出されており、既存の処分場の容量逼迫が深刻な課題となっている。今回開設された「ICEハブ」は、フィリピンの固形廃棄物管理法(共和国法9003号)に基づき、ごみの適切な分別、リサイクル、コンポスト化(堆肥化)を促進するための戦略的拠点となる。
同プロジェクトは、日本政府がUNDPを通じて拠出した「都市における循環型経済を通じたNDC(国が決定する貢献)加速化プロジェクト」の一環として実施された。施設には、日本側の支援により①地域を巡回し、効率的な資源回収を可能にする移動式資源回収施設②有機廃棄物からエネルギーを抽出し、環境負荷を低減するバイオガス消化槽――などの設備が導入されている:
遠藤大使は式典のスピーチで、「サーキュラーエコノミーの推進は、持続可能な発展のために不可欠。フィリピンとのパートナーシップをさらに強化し、幅広い分野で協力していきたい」と述べ、日本の継続的な支援を強調した。
また、パシッグ市のヴィコ・ソット市長は、日本の多大な支援に謝意を表明し、「このハブを核として、市民の廃棄物管理に対する意識を高め、持続可能な都市モデルを構築したい」と抱負を語った。







