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アイミー外交委員長を解任へ 上院議長「多数会派入りせず」

771字|2026.1.31|政治

ソット上院議長によると、中国に対して融和的な立場で知られるアイミー・マルコス上院議員が上院外交委員長職から解任される方針

アイミー・マルコス上院議員=本人のホームページより

 ソット上院議長は30日、上院外交委員会の委員長を務めるアイミー・マルコス上院議員が解任される見通しだと明らかにした。アイミー議員は前回の議会会期中から上院外交委員長を務めてきているが、同ポストには上院の多数会派の議員が就任するという慣例があり、アイミー議員がドゥテルテ前大統領支持者らからなる上院の少数会派からの離脱に踏み切らないため、解任される方針だという。30日付け英字紙スター電子版が報じた。

 アイミー議員はこのほど、南シナ海の領有権をめぐる在フィリピン中国大使館による比沿岸警備隊の報道官ら政府高官らに対する批判の応酬に対して、同大使館による声明内容を非難する上院決議への署名を拒否したばかり。 この決議には上院の過半数を超える15人の議員が署名したが、ボン・ゴー議員やロビン・パディリヤ議員ら中国との融和政策を進めたドゥテルテ前大統領の支持派とみられる議員らが署名を拒否している。ただし、ソット議長は、アイミー議員の解任は今回の上院決議への署名拒否とは何ら関係がないと釈明している。

 アイミー議員が解任された後の外交委員長職にはアーウィン・トゥルフォ議員が就任する可能性が報じられている。本人が同委員長職への就任に興味を示しているためという。

 一方、アイミー議員に解任の方針を伝えたのはフアン・ズビリ上院議員(元上院議長、上院与党院内総務)で、アイミー氏に対して代わりに憲法改正委員会の委員長職が提示されたものの、本人は拒否したと伝えられている。

 アイミー上院議員は中国に対して融和的な立場で知られており、2019年の上院公聴会では「西フィリピン海(南シナ海でフィリピン政府が領有権を主張する海域)を巡り仲裁裁判所に申立てを行った後で中国側に対して問題を引き起こしているのはフィリピンである」との主張を行っている。

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