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1月29日の フィリピン新聞 から

バンサモロ議会選挙を4度目延期 3月実施は不可能と中央選管

674字|2026.1.29|政治

中央選挙管理委員会が3月30日に予定されていたバンサモロ議会選挙を再び延期すると発表。同選挙の延期は4回目

BARMM略図

 今年3月30日に予定されていたバンサモロ・ムスリム・ミンダナオ自治区(BARMM)で初となる議会選挙について、中央選挙管理委員会のガルシア委員長は28日、「法律的にも運営的にも3月30日に選挙を実施することはもはやできない」として延期することが決議されたと公表した。同選挙の延期はこれで4回目となる。新たな選挙日程はまだ決まっていない。英字紙スター電子版が28日報じた。

 ガルシア委員長によると、選挙に向けた選挙区の新たな区割りを定めたバンサモロ暫定議会による法案の通過が1月13日にずれ込んだため、選挙実施日より120日以内の選挙区の変更を禁じた国内法に違反することとなり、法律的に議会選挙の実施が不可能となった。

 バンサモロ議会選挙については、当初、2022年5月に実施される予定だったが、コロナ禍の影響で25年5月に延期された。しかし、24年に同自治区からスルー州を除外することを最高裁が決定したことを受けて、下院議会が25年10月に延期を承認。しかし、昨年中に再び最高裁がBARMMの暫定議会による新たな議会選挙区を定めた法律を無効と判断したため、バンサモロ議会選挙は再度、今年の3月30日に延期されていた。

 BARMMは2019年に創設されて以来、バンサモロ自治政府がモロ・イスラム解放戦線の元幹部らを中心とする暫定議会を設置して自治区を統治してきた。しかし、正式な選挙を通じて民意を反映した議員を選ぶ議会選挙を実施すべきとの意見も強まっており、3月30日の議会選挙の延期により、さらに政治的混迷が深まる可能性がありそうだ。

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