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1月23日の フィリピン新聞 から

南シナ海行動規範の策定に意欲 井泉駐フィリピン中国大使

712字|2026.1.23|政治

昨年12月に比に赴任した井泉中国大使が今年比で開催される東南アジア諸国連合首脳会議について南シナ海行動規範の策定に意欲

大統領を表敬訪問した井泉駐フィリピン中国大使(左から3人目)=在比中国大使館ホームページより

 2025年12月にフィリピンに赴任した井泉(Jing Quan)中国大使は20日夜、記者会見を行い、今年の東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議がフィリピンを議長国として開催されることを取り上げ、南シナ海の領有権問題を巡る紛争を予防するための仕組みである南シナ海行動規範(COC)の策定に向け「(中国とアセアン加盟国の)両方で交渉を加速させたい。そのための協議がさらに頻繁かつ集中して行われるだろう」との見方を示した。中国人外交官がCOCの策定に楽観的な姿勢を示すのは極めて異例。英字紙インクワイアラー電子版が22日報じた。

 また、井泉大使は会見で、比の排他的経済水域(EEZ)内におけるパナタグ礁などを巡る中国とフィリピン当局の間の紛争の激化について、「最善の選択肢は外交的な方法で話し合い解決を目指すために交渉のテーブルにつくことだ。両国の外交団はこの目標に向けて協議を進めており、次の段階のダイヤローグや交渉に向けたロードマップに関する暫定的なコンセンサスにすでに至っている」として、紛争解決に向けた「ロードマップ策定」が進められていると強調した。

 南シナ海における比中間の紛争については最近、タリエラ比沿岸警備隊(PCG)報道官が習近平国家主席を揶揄する画像をSNSに投稿し、在比中国大使館が外交筋を通じた抗議を行なうなど批判合戦の様子を呈していた。

 これを受けて、リサ・ホンティベロス上院議員は21日、上院での記者会見で、在比中国大使館について、駐在国の政府要人らに対する敬意を欠いているとして「悪いゲストだ」と批判した上で、比外務省に対して中国大使館による公開非難に即座に対応するよう求めている。

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