40億ペソの賄賂を提示か 内務自治相が汚職関係者の接近暴露
レムリヤ内務自治相が治水汚職に関与しているとみられる下院議員と建設業者の2人から、兄のレムリヤ行政監察院長と合わせて総額40億ペソの賄賂支払いの提示があったと暴露
下院議員や建設業者、公共事業道路省の幹部らが関与したとされる広範囲な治水事業汚職の捜査が進められている中、警察や地方自治体を管轄する内務自治省のジョンビック・レムリヤ大臣がこのほど、ある下院議員と建設業者の2人から汚職捜査に手心を加える見返りに、同大臣に対し20億ペソの賄賂が提示されたことを明らかにした。同大臣は「もちろん賄賂の受け取りを拒否した」とした上で、兄で行政監察院のトップを務めるヘスース・レムリア院長に対しても同額の賄賂が提示されたと説明しており、マルコス政権の捜査・行政監察当局の幹部に対し総額40億ペソにも達する賄賂の提示があったと暴露した。16日付英字紙スターが報じた。
レムリヤ大臣は最近、この同じ下院議員と建設業者からレムリヤ行政監察院長と合わせて総額20億ペソの賄賂提示があったことを暴露していた。買収側は短期間で賄賂の提示額を2倍に増やしたことになる。
同大臣は、賄賂を提示した建設業者や国会議員の名前を明らかにしていないが、一人はルソン地方、もう一人はビサヤ・ミンダナオ地方を地盤としており、汚職捜査の対象者リストからの除外か、もしくは逮捕状が発給された場合でも保釈対象となるよう便宜を図って欲しいと接近してきたという。なぜこの買収者を告発しないのかと問われたレムリヤ氏は「第3者を通じて接近しており、告発しても買収容疑を否定するだけなので告発する意図はなかった」と釈明している。
一方、治水汚職を巡っては、関与が取りざたされている政治家の何人かがカトリック司教協議会(CBCP)の議長に新しく就任したばかりのヒルベルト・ガルセラ大司教(リパ・バタンガス大司教区)との会合を申し入れているとの情報も報じられている。同大司教はまだどの政治家との協議にも応じていないとされるが、カトリック教会の影響力を期待した動きとみられている。







