闘鶏愛好家失踪事件で17人逮捕 主犯格の実業家は潜伏か
闘鶏愛好家30人以上が失踪した事件で殺人容疑などで逮捕状が出された18人のうち、元警察官ら17人逮捕
2021~22年にかけて闘鶏愛好家ら30人以上が失踪し行方不明になっている事件でラグナ州サンタクルス町の地方裁判所がオンライン闘鶏を主宰していた著名実業家のアトン・アン氏や元警察官ら18人に対して拉致や殺人容疑で逮捕状を発出したのを受け、国家警察は15日、アン氏を除く元警察官や元警備員ら17人を逮捕したと発表した。主犯格とみられるアン氏はまだ出頭せず国内に潜伏しているとみられており、レムリヤ内務自治相は同日、アン氏に出頭を呼びかけると同時に、逮捕につながる情報提供者に対して1千万ペソの報奨金を支払う用意があると表明した。15日付け英字紙マニラタイムズが報じた。
国家警察も15日、「全国の警官32万人全員がアン氏の捜索に関与している」との声明を出しており、全国規模で捜索を行っていることを強調した。
レムリヤ内務自治相は15日の記者会見で、アン氏が「武装しており、危険な人物である」と言及した上で、本人名義の銃器6丁の銃所持ライセンスをすでに破棄したと明らかにした。しかし、オンライン闘鶏を運営していた時期には「1日あたり10億ペソを稼いでいたと言われている」とし、本人が抱える膨大な富が捜索の障害となる可能性を示唆している。
また、アン氏が車両などで移動する際には常に20人近くの武装したボディガードが警護していたことでも知られており、レムリヤ氏は「抵抗せずに出頭するよう」改めて訴えた。
治安当局はアン氏の海外逃亡を阻止するため出入国管理庁に対して出国阻止命令を発出するよう要請したほか、資金洗浄防止委員会に対してアン氏の資産の追跡や凍結を進めるための協議も開始したという。







