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比はデジタルノマド誘致など推進 ASEANツーリズムフォーラム開催

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セブ州ラプラプ市でASEANツーリズム・フォーラム開催。東南アジア各国の観光当局が政策共有などを行う

 ビサヤ地方セブ州ラプラプ市では1月28から30日にかけ、ASEANツーリズム・フォーラムが開催され、東南アジア各国の観光当局が政策共有などを行った。地元英字紙ミンダナオ・タイムズが15日付で報じた。

 2025年のASEAN域内の国際観光客数は計1億4400万人と過去最高を記録し、コロナ前の水準を初めて上回った。フィリピンは648万人(0・76%増)で、デジタルノマド(特定のオフィスや拠点を持たずに、世界中を旅しながらインターネットを通して仕事をする人々)のための査証や付加価値税還付制度、ムスリム対応観光などを推進する。

 最多訪問国はマレーシアで、2025年の外国人客は4220万人(前年比11・2%増)。マレーシア観光当局は、中国やインド向け査証免除や域内の航空接続強化が奏功したと説明した。26年の観光キャンペーンに向け、増便や滞在期間延長策を進める。

 ベトナムも2120万人(同20・4%増)と過去最高を更新。査証緩和とロシア、西欧、インドからの高付加価値需要拡大が要因とした。インドネシアは1539万人で6年ぶりの高水準。26年に1600万人を目標に掲げ、「質の高い観光」と域内連携を強化する方針だ。また、シンガポールの訪問者数は1690万人だった。40年までに観光収入最大500億ドル、30年までにMICE(国際会議、展示会など)収入3倍増を目指す。

 一方、カンボジアは国境問題などで554万人(16・9%減)と苦戦した。

 タイとミャンマーは代表不在だったが、域内全体としては「一つの目的地」としての連携強化が今後の成長の鍵との認識で一致した。

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