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彼らは「武装した戦闘員」だったのか 当局は西ネグロス州交戦の検証と調査を

2006字||社会|新聞論調

 「彼らは交戦現場で何をしていたのか?」これは、4月19日に西ネグロス州トボソ町で共産主義反乱勢力との交戦により発生したとされる複数の死者が、現地で取材を行っていた学生や地域ジャーナリストではなく、実際には武装した戦闘員であったと主張していた軍当局に対し、ネットユーザーたちが繰り返し投げかけている疑問である。

 トボソのリチャード・ジャオジョコ町長によると、陸軍第79歩兵大隊が関与した12時間に及ぶ銃撃戦により、19人が死亡し、168世帯から少なくとも653人が避難を余儀なくされるなど、この事件は広く非難を浴びた。

 人権委員会(CHR)は、この事件について独自の調査を開始した一方で、軍側が「情報に基づく」交戦と呼ぶその説明について、重要な疑問を提起している。CHRは、死亡者の身元に関する矛盾を指摘した。その中には、新人民軍(NPA)の小隊長とされる人物、農民、フィリピン大学(UP)の学生アリッサ・アラノさんとモーリーン・ケイル・サントヨさん、地域ジャーナリストのRJニコール・レデスマ氏、そしてフィリピン系アメリカ人のカイ・ソレム氏とライル・プリホレス氏が含まれていた。

 アラノさんはフィリピン大学ディリマン校学生自治会の幹部であり、レデスマ氏は文化活動家、ジャーナリスト、そして独立系ジャーナリストのネットワークである「オルターメディア」のネグロス島における地域コーディネーターを務めていた。一方、フィリピン大学オープン校は、短期課程の学生であるサントヨさんについて、「周縁化された農民コミュニティと協力する、思いやりのある若い支援者」であると説明した。米国を拠点とする学生・若者の団体「アナクバヤンUSA」によると、ソレム氏とプリホレス氏は、「自らのルーツと、多くのフィリピン人に移住を余儀なくさせている社会を理解し、変化に貢献することを決意するため」に同国を訪れていたという。

 軍は、こうした学生らの「地域社会への浸透」について、共産主義運動に勧誘するための口実だとする一方で、人権団体は、まだ十分に議論されていないいくつかの問題を提起している。

 人権問題に焦点を当てた非営利のジャーナリズム団体「ライツ・レポート・フィリピンズ」が指摘しているように、交戦現場がNPAの基地であったという公式な発表はなかった。住民が避難させられていたことから、民間人がそこに居住する権利を十分に有する集落地であったに違いない。

 もし、この交戦が軍事情報に基づいていたのなら、なぜ犠牲者や民間人の身元を特定できなかったのか。軍の主張を裏付ける写真やその他の証拠は存在したのか。同団体は、これらの疑問に答えることが、戦闘への関与を立証する上で有効であると指摘した。

 もう一つの重要な問題は、この作戦の遂行が、比も署名国であり、2009年に国内法(RA9851号)として制定された国際人道法(IHL)に違反していたかどうかである。同法の締約国を拘束する4つの原則の中には、「区別」――すなわち、民間人と戦闘員を区別し、後者に対してのみ攻撃を行うこと――が含まれている。無差別攻撃は禁止されており、民間人は、敵対行為に直接参加していない限り、保護される。

 この衝突で数名の学生が死亡したことは、学内における学生活動、安全、そして説明責任に関するより広範な懸念を浮き彫りにしている。学術的な要件の一環として徹底した調査が必要であることは誰にも異論の余地がなく、また、そのような調査を経て貧困層や社会的弱者と共に生きる道を選んだ多くの若者の献身や誠実さを疑う者もいないだろう。しかし、そうした行動が彼らを不必要に危険な状況にさらしていることもまた、疑いの余地がない。

 では、学生や研究者の保護と安全を確保するため、調査の実施を規定する適切なガイドラインや手順を策定するよう、学術機関、地方自治体、軍に求めるのは、あまりにもナイーブな考えなのだろうか。教室での学びを実証するための実地調査と、学問の自由や厳密性は、確かに両立し得るはずである。

 同様に、過激派組織や左派の支持者たちは、学生がその過程で命を落とすことなく社会変革に参加できるような、代替的な行動や道筋について熟考し、提案することはできないだろうか。

 その一方で、政府は違法な殺害や国際人道法(IHL)違反の疑惑に対処し、正当な理由がある場合には責任を追及すべきである。また、人権委員会(CHR)の調査に全面的に協力し、証拠を保全し、情報や現場へのアクセスを妨げることなく確保し、人権基準を厳格に遵守しなければならない。

 トボソでの衝突は単なる死者の数だけの問題ではない。当局は、紛争を悪化させるだけの軍事的解決策に目を向けるのではなく、包摂的な平和を確実に実現しなければならない。(5月1日・インクワイアラー社説)

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