大統領の弾劾申立を棄却 下院、副大統領には3件目の追及
下院本会議はマルコス大統領に対する2件の弾劾申立を圧倒的多数で棄却
下院は10日、本会議においてフェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領に対する2件の弾劾申立を圧倒的多数で棄却した。9日には下院司法委員会が「実質的な内容が不十分である」とする報告書を賛成多数で承認していた。一方、対立を深めるサラ・ドゥテルテ副大統領に対しては、新たに3件目となる弾劾申立が受理され、政権トップ2人の明暗が分かれる形となった。
マルコス大統領に対する弾劾申立の採決では、棄却に賛成284票、反対8票、棄権4票だった。これにより下院で圧倒的多数派を握るマルコス政権の安定性が改めて示された格好だ。
対照的に、サラ・ドゥテルテ副大統領への政治的圧力は加速している。9日、聖職者や市民社会グループ、弁護士らによって提出された3件目の弾劾申立が下院議長に送付された。
この申立は、マルコス政権下で拘束されていた元司法相のレイラ・デリマ下院議員が支持を表明しており、今後、司法委員会で審議される予定。
かつての選挙協力体制「ユニチーム」は完全に瓦解し、マルコス派が主導権を握る下院において、ドゥテルテ副大統領を追い詰める動きが法的な手続きとして本格化している。








