用地買収が「最終局面」へ 南北通勤鉄道、事業の加速が鮮明に
運輸省とアジア開発銀行がパンパンガ州およびブラカン州における南北通勤鉄道システムの建設現場を共同視察
運輸省(DOTr)とアジア開発銀行(ADB)は18日、パンパンガ州およびブラカン州における南北通勤鉄道(NSCR)システムの建設現場を共同視察した。懸案となっていた「通行権(ROW)」の確保や用地取得、および影響を受ける住民の移転作業において大きな進展が確認され、プロジェクトの加速が鮮明となっている。
マルコス大統領は、NSCRを含む大規模インフラプロジェクトを最優先事項に掲げ、用地取得の迅速化を厳命している。これを受け、ロペス運輸相は、用地取得・サイト取得(ROWSA)オフィスが設定した2026年6月の期限を遵守する努力を高く評価した。
今回の視察団(アイリッシュ・カラグアス運輸次官補およびADBチーム)は、パンパンガ州の①アバカン橋②アンヘレス駅③サンフェルナンド駅④エクストラドーズド橋⑤サンフェルナンド市内の再定住地――などの重要拠点を訪問した。
また、ブラカン州カルンピットにおいても、新たな移転予定地の視察が行われた。
NSCRプロジェクトは、アジア開発銀行(ADB)と国際協力機構(JICA)による共同融資によって支えられている。特に、マロロス~クラーク鉄道プロジェクト(MCRP)を含む延伸部分において、ADBは定期的なモニタリングを実施し、実務面での支援を継続している。
DOTrのカラグアス次官補は「用地取得、建設、そして影響を受ける家族の移転を期日通りに進めるため、全力を尽くしている。ADBの全面的なサポートに深く感謝する」と述べ、国家住宅公社(NHA)や居住都市開発省(DHSUD)と連携した移転先開発の重要性を強調した。




