中国がスカボロー礁に「軍事基地」 駐米大使が暴露、ミサイル配備も確認
ロムアルデス駐米フィリピン大使が「南シナ海のスカボロー礁が中国によって完全に『軍事基地化』された」と明かした
ロムアルデス駐米フィリピン大使は19日、ニュース番組「StoryCon」のインタビューに応じ、南シナ海のスカボロー礁(フィリピン名パナタグ礁)が中国によって完全に「軍事基地化」されたと明かした。ロムアルデス氏は機密の「インテリジェンス写真」を確認したとしており、そこにはミサイルの展開も写っていたという。
ロムアルデス氏は、写真の出所は明かさなかったものの、「写真を見れば、そこが今や軍事基地であることは明白だ。我々は何年も前から、岩礁の埋め立てが基地化に繋がると警告してきたが、それが今や事実となった」と述べた。
さらに、中国がフィリピン国内への米軍ミサイル配備(タイフォン・システム等)に反対していることに対し、「我々の目の前(スカボロー礁)にミサイルを配備している中国に口を出す資格はない」と激しく批判した。
スカボロー礁の実効支配を許した教訓から、フィリピン政府は別のアユギン礁(セカンドトーマス礁)において、新たな戦略を打ち出す方針だ。同礁には1999年に意図的に座礁させた老朽船「BRPシエラ・マドレ」が拠点を担っている。ロムアルデス氏は「アユギン礁は間違いなく比の領土だ。同じ過ちを繰り返さないため恒久的な構造物を建設する計画がある」と言及した。
ロムアルデス大使は、中国が軍事基地化したスカボロー礁を拠点に、周辺で操業するフィリピン漁民に対しグレーゾーン事態(海警局の船等による嫌がらせ)を仕掛けている現状を懸念。「豊かな漁場を中国に支配されたことで、我々の漁民は立ち入ることすらできなくなっている。これは重大な安保上の脅威だ」と強調した。
今回のロムアルデス氏の発言は、日米比の連携が深まる中で、比側が「守り」から「権利の主張と拠点構築」へと姿勢を強めていることを示唆している。







