対上陸実弾演習を実施 比米豪ニュージーランド4カ国
比、米国、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国軍からなる約500人の兵士が大規模な対上陸実弾演習を実施
フィリピン、米国、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国軍からなる約500人の兵士が27日、合同軍事演習「バリカタン2026」の一環として、パラワン州アポラワンにおいて大規模な対上陸実弾演習を実施した。当局が27日に発表した声明によれば、各軍は「空と陸からの火力を統合・調整」し、仮想敵による侵攻を阻止する能力を実証した。
今回の演習では、動的に動く仮想敵の行動を察知し、リアルタイムで意思決定を下しながら、ミサイルシステム、戦闘機、迫撃砲、機関銃といった多様な火力を調整するプロセスが公開された。参加部隊には、米海兵隊、米陸軍、比海兵隊および比空軍と比陸軍の精鋭が含まれている。また、オーストラリア軍に加え、ニュージーランド軍がバリカタン演習における対上陸実弾訓練に初めて参加した。
訓練は、情報・監視・偵察システムが仮想敵の揚陸艦を検知し、指揮所へ情報を伝達することから開始された。標的が海岸に接近すると、海岸線に配置された車載式多連装ロケットシステム「ハイマース」が射撃を開始。さらに、海岸へ突進する敵の強襲揚陸車や高速ボートに対し、迫撃砲や地対空ミサイル「スティンガー」、さらには対戦車ミサイル「ジャベリン」やミサイルが次々と投入された。最終防衛線では全参加国の直接照準武器による一斉射撃が行われた。
米海兵隊のフリン大佐は、「個々の能力を語ることはできるが、それらをいかに統合するかが成功の要だ」と強調。また、過酷な訓練で泥にまみれながらともに過ごしたことで築かれた兵士間の友情こそが、演習の重要な成果であると述べた。比側の広報官であるヘルナンデス海兵隊大佐は、「海岸防衛は単一の部隊や領域の責任ではなく、同盟国とのシームレスな統合が必要だ。今回の演習により、沿岸地域と領土の完全性を守るための準備が整っていることが証明された」と総括した。








