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中国の基地建設を否定 比海軍「艦船搭載型の可能性」

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中国がスカボロー礁を「軍事基地化した」とする駐米大使の発言に対し、海軍は「同海域での建設活動は監視されていない」

 フィリピン海軍のロイ・ビンセント・トリニダード少将(西フィリピン海担当報道官)は24日の記者会見で、中国がスカボロー礁を「軍事基地化した」とする駐米大使の発言に対し、同海域での建設活動は監視されていないと述べた。

 トリニダード少将は、軍が継続的に同海域を監視しているとした上で、「中国の人民解放軍、海警局、および海上民兵の艦船の存在は確認しているが、スカボロー礁内での建設活動は確認されていない」と明言した。

 今回の会見は、19日にロムアルデス駐米大使がテレビインタビューで「情報機関の写真により、スカボロー礁が軍事基地となり、ミサイルも配備されていることが明らかになった」と主張したことを受けて行われた。

 これに対しトリニダード少将は、「大使が言及したのは、礁の周辺に展開している中国軍艦に搭載されているミサイルのことではないか。軍艦が様々なミサイルで武装していると想定するのは妥当であり、それは礁の内部ではなく船の上にあるものだ」との推測を示し、情報の沈静化を図った。

 一方で、トリニダード少将は先日の日米比外交防衛閣僚会合で合意された、米国による比国内への先端ミサイル配備拡大を歓迎する意向を表明。「最新兵器やミサイルシステムを用いた訓練の機会は非常に重要だ。これは国軍近代化プログラムが完了するまでの間の素晴らしい『ストップギャップ(穴埋め)』になる」と述べ、抑止力強化への期待感を示した。

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