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議長国として平和の原則を再確認 ASEAN「友好協力条約」調印50周年

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比政府が東南アジア諸国連合の行動規範の基礎となる「東南アジア友好協力条約(TAC)」の調印50周年を祝う記念式典を開催

 フィリピン政府は24日、東南アジア諸国連合(ASEAN)の行動規範の基礎となる「東南アジア友好協力条約(TAC)」の調印50周年を祝う記念式典を開催した。2026年のASEAN議長国を務める比にとって、自国が創設メンバーとして署名したこの条約の半世紀という節目は、地域協力における主導的役割を再確認する重要な機会となった。

 TACは50年前の1976年2月24日、インドネシアのバリ島で開催された第1回ASEAN首脳会議で署名された。当時の比代表は、現大統領の父であるフェルディナンド・マルコス・シニア元大統領だった。

 大統領府は声明で、「TACの記念日を比の議長国任期中に祝えることは極めて意義深い。創設時の5カ国から始まったこの枠組みは、現在では世界58の締約国・地域にまで拡大した」と述べ、その普遍的な価値を強調した。

 TACは過去50年間にわたり、①主権および領土保全の相互尊重②内政不干渉③紛争の平和的解決④武力による威嚇および行使の放棄――の原則を柱とする平和的関与のモデル(ASEANウエー)を体現してきた。これらの原則は地域の安定と連帯を育み、貿易、投資、経済成長を支える予測可能で安全な環境を提供してきたと評価されている。

 24日には、記念事業の一環として50周年の公式ロゴがASEANのSNSプラットフォームを通じて発表された。また、主要な記念活動は、今年7月24日に予定されている第59回ASEAN外相会議および関連会議に合わせて実施される予定だ。

 南シナ海情勢やミャンマー問題など、地域が複雑な課題に直面する中、議長国の比はTACの精神に立ち返り、法の支配に基づく地域秩序の維持を呼びかけていく方針だ。

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