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ナガ市で電撃会談 大統領とロブレド市長

602字||政治

大統領がナガ市を訪問し、同市のレニ・ロブレド市長と会談。両氏は「議題は純粋に治水事業に関するものだった」

ナガ市のロブレド市長

 マルコス大統領は21日、ビコール地方ナガ市を訪問し、同市のレニ・ロブレド市長と会談した。かつて大統領の座を激しく争った両者の再会に、2028年次期大統領選を見据えた政治的駆け引きとの憶測が飛び交ったが、両氏は「議題は純粋に治水事業に関するものだった」と強調した。

 マルコス大統領は会談後、記者団に対し「政治については一切話していない。市長(ロブレド氏)も、政治よりもまず奉仕が先であるという私の考えに同意してくれると思う」と語り、終始「実務」に徹した姿勢を示した。

 今回の会談は、サラ・ドゥテルテ副大統領が2028年大統領選への出馬を正式に表明した直後という極めて敏感な時期に行われた。そのため、マルコス政権とロブレド氏率いる野党勢力が「対ドゥテルテ」で共闘の可能性を探るのではないかとの見方が強まっていたが、両氏はこれを公式に否定した形だ。現在、世論調査で独走状態にあるサラ副大統領に対し、マルコス氏の与党連合も、ロブレド氏の出身母体である旧野党陣営も、いまだ対抗馬を絞り込めていない。

 会談の主な議題は、ナガ市が長年抱える浸水被害の解決策だった。マルコス政権が進める全国的なインフラ整備の一環として、同市内の排水システムの近代化や堤防建設の進捗が確認された。

 ロブレド市長は、政権による地方自治体への技術的・財政的支援を歓迎し、党派を超えた協力が市民の安全に直結することを強調した。

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