中国の戦力統合を警戒 西比海での哨戒を強化へ
中国が海軍や海警局などの戦力統合を進めているとして、西フィリピン海での海上哨戒活動を今後も強化
フィリピン国軍は、中国が中央軍事委員会の命令で海軍や海警局などの戦力統合を進めているとして、西フィリピン海での海上哨戒活動を今後も強化していく方針を明らかにした。
比海軍のロイ・ビンセント・トリニダッド少将(西フィリピン海担当報道官)は13日の記者会見で、中国による部隊統合について「比にとって脅威となり得る」との認識を示し、中国人民解放軍(PLA)海軍が、中国海警局による活動により近接して関与するようになっていると説明。「これまでの威嚇行為の主体は中国海警局だったが、現在は人民解放軍海軍がより近い距離で行動し、海警局船と連携する様子がみられる」と述べた。
さらに、中国側の動きについて「戦力の適応・進化の一環」と分析した上で、「比国軍も空軍、海軍、陸軍が統合運用を行っており、同盟国やパートナー国も同様の体制を取っている。中国共産党の各軍事組織が統合を進めているのも、同じ文脈で理解できる」と語った。
一方で、国軍としては既に対応計画を整えていると強調し、「2025年は24年と比べ、哨戒活動や現地でのプレゼンスを強化してきた。この取り組みは今後も継続する」と述べた。
その上で、新型艦艇や航空機の配備に加え、陸軍や国軍総司令部による能力強化、さらには海洋状況把握(MDA)センサーの拡充などにより、西比海での監視・警戒体制を一層強化していく考えを示した。






