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1月13日の フィリピン新聞 から

大統領、UAEを訪問へ 通商・防衛・持続可能性で関係強化

893字|2026.1.13|政治

UAEのナヒヤーン大統領の招待を受け、大統領がUAEを訪問へ

 マルコス大統領は13日、アラブ首長国連邦(UAE)を訪問する。貿易、防衛、持続可能な開発分野におけるフィリピンとアブダビの二国間関係強化を目指す。

 今回の訪問は、UAEのモハメド・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーン大統領の招待を受けて実現した。UAEとの首脳会談は、2024年11月以来14カ月間で2度目となり、15年ぶりに再開された高官級往来が短期間で継続している点で、比UAE関係の深化と安定性を象徴するものと位置付けられている。

 在UAEフィリピン大使のアルフォンソ・ヴェル氏は、国営放送RTVMのインタビューで「象徴的にも実質的にも極めて大きな意味を持つ」と述べ、二国間関係の加速を強調した。

 訪問の主要日程として、マルコス大統領は「アブダビ・サステナビリティ・ウィーク」に参加する。同フォーラムは、気候変動、再生可能エネルギー、持続可能な経済発展を議題に、各国首脳や政策決定者が集う国際会議で、今年は12~14人の国家元首・政府首脳が出席する見通しだ。

 ヴェル大使は、気候変動に対する脆弱性が高いフィリピンにとって同会議への参加は重要であり、支援を求めるだけでなく、災害対応やレジリエンス分野で蓄積してきた経験を国際社会と共有する機会でもあると述べた。

 滞在中には、包括的経済連携協定(CEPA)への署名が予定されている。CEPAは長年交渉が続けられてきたもので、貿易、サービス、投資分野での協力を拡大し、UAEに加え、バーレーン、クウェート、オマーン、カタール、サウジアラビアを含む湾岸協力会議(GCC)市場へのアクセス拡大が期待されている。

 また、防衛協力に関する覚書(MOU)も締結される見込みで、共同訓練、将校交流、情報共有などを通じた防衛分野の連携強化が図られる。さらに、テロ対策、越境犯罪、違法薬物、人身取引に関する情報共有など民生分野での協力も進められている。

 ヴェル大使は、人工知能、再生可能エネルギー、デジタル経済といった新興分野も今後の協力対象になるとし、「労働者問題中心だった関係は、より高いレベルへと進化している」と述べた。

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