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「RideIT」が本格始動へ ダバオ発の配車アプリ、全国展開へ弾み

802字|2026.2.13|経済

ダバオ市を拠点とするスタートアップ企業が開発した統合配車アプリ「RideIT」が3月にフルサービス開始へ

 ミンダナオ地方ダバオ市を拠点とするスタートアップ企業が、フィリピンの交通インフラに風穴を開けようとしている。独自開発の統合配車アプリ「RideIT」が、3月の「ダバオの日」に合わせてフルサービスを開始する。地元ミンダナオタイムズが11日報じた。

▽「ダバオの誇り」

 RideITのCEO兼創設者であるシーザー・ケビン・ホベン氏によると、このアプリの開発チームメンバーは掲示板サイト「Reddit」で出会い、そこから着想を得て「RideIT」と名付けられたという。

 ロゴにはダバオの象徴であるフィリピンワシがあしらわれ、「ダバオ生まれ・ダバオ育ち」の誇りを前面に押し出している。

▽三つの主要サービス

 RideITの主なサービスは①学生やBPO(業務委託)職員を主な対象としたバイクタクシー②安全な移動を実現する四輪配車(車・タクシー)③荷物受け取り時に署名を必須とするデリバリーサービス――の三つ。単なるバイクタクシーにとどまらず、都市のモビリティを統合した「オールインワン」ツールを目指している。

▽戦略的ローンチ

 アプリは昨年ソフトローンチを済ませており、現在は3月の本稼働に向けて「ドライバー・オリエンテーション・プログラム」を積極的に実施するなど戦略的に進んでいる。アプリの特徴的な機能として、本業から帰宅途中の登録ドライバーが帰り道の方向と同じ乗客を拾える「目的地ベース」の予約機能を備えており、柔軟な副業機会の提供が可能だという。ダバオ市議会および陸運事業認可調整委員会(LTFRB)からの認定をすでに取得済み。

▽次の一手

 ホベンCEOは次の一手として、今月14日のバレンタインデーに、ローンチに向けた「特別な発表」を行うことを示唆した。地元陸運局などもこの取り組みを全面的に支持しており、地元の雇用創出と交通渋滞の緩和にも期待がかかっている。

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