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イーラ選手のウィンブルドンでの快挙 暗いニュース続く比をひとつにした勝利

1400字||社会|新聞論調
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 アレックス・イーラ選手がウィンブルドンで歴史的な快挙を成し遂げたというニュースに胸を打たれ、心温まる思いだった。

 これは我が国と国民にとっての勝利であり、長い間、喜ぶべきことが何一つなかったこの時期に訪れたものだ。だからこそ、アレックスがウィンブルドンの3回戦で、世界ランク3位で前回優勝者のイガ・シフィオンテクを破り、キャリア最大の勝利を収めたとき、彼女の高鳴る心臓と同じくらい大きな歓声でこの勝利を祝った。

 彼女は、グランドスラム大会でベスト16に進出した初のフィリピン人選手だ。彼女の歩みは、アスリートを支援することの重要性を示している。

 通信大手グローブ社の元社長兼CEOであるアーネスト・クー氏は、アレックスを、アヤラ家が率いる大手企業から資金提供を受けたスタートアップ企業に例えた。「12年前、9歳の時にこのスタートアップを支援することに決めて本当に良かった。GCashのように、もうすぐIPO(新規株式公開)だ! #proudtito」と、同氏はソーシャルメディアの投稿で述べた。

 アレックスの母親が最高財務責任者(CFO)として勤務していたグローブ社は、アレックスの費用のかかる海外でのトレーニングやトーナメントを後援してきた。そのおかげで、アレックスはスペインのラファ・ナダル・アカデミーで最高水準のトレーニングを受ける機会を得ることができた。

 人脈や好機を享受しているとして「ネポ・ベイビー(コネで成功した子)」と呼ばれることもあるが、アレックスは、その規律正しさ、不屈の精神、そして成功への強い決意によって、この支援に値する存在であることを確かに証明してきた。

 将来有望なアスリートたちすべてに対し、政府と民間双方からさらなる支援が得られるよう願う。政府だけでは対応しきれないため、企業も積極的に関与する必要がある。

 これは単に勝者を支援するだけでなく、若者たちに人生を変える可能性を秘めたスポーツと出会う機会を与えることでもある。スポーツは若者たちに、規律や回復力といった生涯にわたって役立つスキルを教え、その過程で、粘り強さや人格を育むことを学ばせてくれる。さらに、認知機能や持久力といった身体的な健康面でのメリットもある。

 ピン・ラクソン上院議員が述べたように、アレックスは、わが国の有害な雰囲気に必要な「浄化剤」であり、「深く分断された国を一つにまとめる」影響力のある存在だ。

 わが国は、まるで舵を失った船のようだ。マルコス派とドゥテルテ派という、対立する二つの政治一族の間に挟まれ、互いに汚職や不正行為の非難を繰り返し合っている。

 私がこれを書いているのは、サラ・ドゥテルテ副大統領の弾劾裁判が始まった初日であり、この裁判によって上院にも注目が集まっている。今後どうなるかはまだ分からない。さらなる逮捕者が出るのか? イグレシア・ニ・クリストやドゥテルテ氏の支持者たちによる、またしても予想外の集会が行われるのか?

 確かなのは、今日のわが国に蔓延する有害な政治が、今後も続くということだ。良いニュースが増えることを願うばかりである。

 アレックス・イーラはまだ戦いを終えていない。ウィンブルドン優勝を目指して奮闘する彼女の感動的な道のりは、わが国に必要な士気高揚の源となっている。(7日・スター、アイリス・ゴンザレス氏)

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