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増え続ける慢性腎臓病と透析治療 予防に注力し国民の健康と国の財源保護を

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 最新のデータによると、比では1時間ごとに1人が慢性腎臓病を発症しており、患者の若年化が進んでいる。専門家たちは、この若年化の原因を不健康な食生活にあると指摘しており、高ナトリウムの加工食品の摂取が腎不全の主な原因となっているという。インスタントラーメンやポテトチップス、ピザやその他の加工食品に加え、比人の食生活で一般的なケチャップ、「トヨ」(醤油)、「パティス」(魚醤)、「バゴオン/アラマン」(魚やエビの塩辛)といった調味料の過剰な使用も原因の一つに挙げられている。

 世界保健機関(WHO)が定めた1日あたりのナトリウム摂取量は2g(食塩5g相当)であるが、比人の平均摂取量はその2倍の4g(食塩10g)である。またWHOは、腎臓病が比の死因の第4位であり、虚血性心疾患、脳卒中、下気道感染症に次ぐものであると指摘している。

 専門家らの間では、健康的な食生活を促す啓発活動だけではもはや不十分であり、食品メーカーに対し、製品のナトリウム含有量を削減し、段階的に廃止することを法的に義務付ける、全国的なナトリウム含有量見直し政策を求める声が高まっている。

 比腎疾患登録簿によると、現在、20歳から59歳の成人が慢性腎臓病患者の過半数(57%)を占めており、高齢者(41%)を上回っている。10歳以下の患者は1.11%、11歳から19歳の患者でも0.62%を占めている。

 2021年のデータによると、推定700万人がこの疾患を抱えている。しかし、専門家は、国内の症例の大部分が未診断であり、少なくとも1,300万人がこの疾患のさまざまな段階にある可能性があると見ている。患者数は5年間でさらに増加しているだろう。

 これは医療資源の配分という課題でもある。比腎臓学会のチョン・ノエル博士は、慢性腎臓病による負担の増大がすでに医療制度に重くのしかかっていると述べた。特に透析の費用が高額であり、比健康保険公社(フィルヘルス)の給付や他の政府機関からの支援があっても、患者一人当たり年間100万ペソ(約260万円)に上ると推定されている。

 同博士によると、2025年の最初の5か月間だけで、フィルヘルスは国立腎臓移植研究所(NKTI)における血液透析処置に1億6100万ペソを支払っている。2024年、血液透析は同機関が支払った中で最も高額な医療処置であった。

 同博士は、治療だけではもはや対応しきれず、予防こそが唯一の道であると述べている。これには定期的な健康診断が含まれる。特に、慢性腎臓病の初期段階では症状が現れないためである。患者が診断を受ける頃には、病状はすでに悪化しており、高額な透析治療を一生続けざるを得なくなる。

 先月、マルコス大統領はケソン市のNKTIで建設中の血液透析棟を視察した。この施設は、来年完成すれば東南アジア最大の透析センターになると言われている。

 保健省は、2024年の6万4845人から、2030年までに15万人の患者が透析を受けるようになると予測している。大統領は患者を減らすことを目標としているが、「しかし、それが実現するまでは、質の高い医療を提供できるよう、病院の建設を続ける」とも述べた。

 政府が慢性腎臓病の予防に力を入れれば、長期的には国家資源を節約できる。これは、健康啓発キャンペーンを推進するだけでなく、ナトリウム含有量の見直し政策なども意味する。下院には7件の関連法案が提出されているが、上院には1件も提出されていない。

 政府がこの憂慮すべき傾向に歯止めをかけたいのであれば、「不健康で塩分過多の食生活」に目を向け、国民が十分な情報に基づいた選択を行えるよう支援し、業界への厳格な規制を通じて、健康的な選択肢が手頃な価格で提供されるような環境を整えなければならない。そうすることで、将来の世代を守ることができ、国民が慢性疾患を抱えた人生を強いられないよう保証することにもなるだろう。(7月5日・インクワイアラー社説)

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