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比日関係は「プラチナレベル」へ 成果多かったマルコス大統領の訪日

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 マルコス大統領は、2026年5月26日から29日にかけて、徳仁天皇、雅子皇后、そして高市早苗首相率いる日本政府の招待を受け、夫人ルイーズ・アラネタ・マルコスと共に日本を訪問した。これは、彼の6年間の任期において最も重要な国賓訪問であったと言えるだろう。

 比日の70年にわたる関係は、最高レベルである「包括的戦略的パートナーシップ」へ、あるいは、高市首相が表現したように「プラチナレベル」へと格上げされた。これにより、両国の協力関係はエネルギー安全保障、サプライチェーン、脱炭素化、人工知能、宇宙技術へと拡大する。

 大統領は34億ドルの投資約束を取り付けた。これには、半導体、先端エレクトロニクス、自動車製造、再生可能エネルギー、造船事業などが含まれる。古河電気工業、住友電気工業、ミネベアミツミ、常石グループといった日本の大手企業が主導し、563億3000万ペソ規模の拡張事業計画により1万人の新規雇用を創出する見込みだ。デジタル決済アプリのGCashも、日本のKDDIと共にこの拡張計画に参加している。

 5月27日、大統領と夫人は、皇居に迎えられ歓待を受けた。天皇は、大統領には勲一等菊花大綬章を、夫人には勲一等宝冠大綬章を授与された。国賓晩餐会では、大統領と天皇が、オックスフォードでの学生時代について、気さくな会話を交わした。将来の天皇として学んでいた彼は、比人学生たちの温かいもてなしを体験したという。

 マルコス氏は、有名な比のデザートである「ハロハロ」用のグラスとスプーンを天皇陛下に贈った。「なんと日本の天皇陛下もハロハロを食べられるんですね。しかもお気に入りだそうだ。私たちを結びつける親密な絆ですね」と、同氏は後に記者団に笑いながら語った。同氏は両陛下をマニラに招待した。

 公式訪問の締めくくりに、大統領と高市首相は共同コミュニケに署名。同文書には「重要鉱物産業、半導体・電子機器、再生可能エネルギー、自動車産業などの開発を通じ、サプライチェーンのレジリエンス強化に向けた協力を深化させ、信頼できるパートナー間において、透明性があり、多様化され、安全で、持続可能かつ信頼性の高いサプライチェーンを推進する」と記されている。

 両首脳は、志を同じくする海洋民主主義国である比日の関係が「プラチナ時代」を迎え、信頼、協力、戦略的連携を特徴とする、最も親密な、志を同じくする国々のひとつとなったとの見解を共有した。こうした背景と共通認識のもと、両首脳は二国間関係を「包括的戦略的パートナーシップ」へと格上げすることを決定した。

 両首脳はまた、国際安全保障環境が厳しさを増す中、比日の緊密かつ強化された協力の重要性を共有し、2025年9月11日に発効した日比部隊間協力円滑化協定(RAA)を歓迎した。同協定により、比国軍(AFP)と自衛隊(JSDF)間の協力と交流の効率が向上し、すでに複数の演習に適用されている。

 また、2026年1月15日に日比物品役務相互提供協定(日比ACSA)が署名されたこと、および同協定を可能な限り早期に発効させるための緊密な連携についても歓迎した。

 高市首相は、特に海洋分野において、比国軍の能力構築に貢献するという日本の決意を改めて表明した。両国は、「防衛装備品・技術移転協定」および「政府安全保障能力強化支援(OSA)」を踏まえ、駆逐艦、TC-90、レーダーシステムなどの防衛装備品の移転をさらに推進するため、引き続き緊密に連携していく。

 両首脳は、防衛産業分野での協力推進を期待している。これは、相互に有益な産業能力の開発を支援し、サプライチェーンのレジリエンスを強化し、相互運用性および長期的な防衛態勢の整備に寄与するものだからである。(4日・スター、トニー・ロペス氏)

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