10年の闘いに「完全勝利 ラップラー、閉鎖命令訴訟で
ニュースサイト「ラップラー」の閉鎖を求めた裁判で、原告の政府法務次官室が上訴を撤回しラップラー側の勝訴確定
フィリピン最高裁判所は2日、ニュースサイト「ラップラー」の閉鎖を求めた政府側の訴訟を完全に終結させたと発表した。1月20日付の命令が公開されたもので、政府法務次官室が上訴を撤回したことを受け、最高裁は本件を「終了」と宣言。10年に及ぶ法的闘争が、マリア・レッサ氏率いるラップラー側の「完全勝利」で幕を閉じた。
最高裁は直ちに「判決の登録」を行うよう命じた。これにより、ラップラーの事業継続を認めた控訴裁判所の判断は最終確定し、今後いかなる裁判所も事務的な誤りがあった場合を除きこれを修正することはできない。
この争いは、2017年に証券取引委員会(SEC)が、米投資家からの預託証券利用を「外国人所有制限の違反」と断じたことに端を発する。控訴裁はSECの主張を覆し、ラップラーが「100%フィリピン人によって所有・管理されている」と認定した。
ラップラー側はSECの対応について「適正手続きの旗印を掲げた深刻な違反」であり、「裁量権の重大な乱用」の域を超えた「明白な偏見」があったと厳しく批判していた。
一方、ノーベル賞受賞者マリア・レッサ氏の国際的な弁護団は、今回の判決を東南アジアのジャーナリズムにとって画期的な出来事として歓迎した。








