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押収薬物45億ペソ相当を焼却処分 カビテ州で大規模廃棄

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比違法薬物取締局は、カビテ州で末端価格計約45億6000万ペソにのぼる違法薬物および原料化学物質を焼却処分

押収した違法薬物の焼却処分を発表する内務自治相ら
押収した違法薬物の焼却処分を発表する内務自治相ら=国営PNA通信

 フィリピン違法薬物取締局(PDEA)は24日、ルソン地方カビテ州トレセ・マルティレス市の廃棄物管理施設で末端価格計約45億6000万ペソ(約121億円)にのぼる違法薬物および原料化学物質を焼却処分した。

 今回処分されたのは、固形薬物1136キロと液体物質657ミリリットル。内訳は、「シャブ」と呼ばれる覚醒剤メタンフェタミン555キロ、大麻442キロ、コカイン117キロ、エクスタシー1・6キロなど多岐にわたる。この中には、2025年末から26年初頭にかけてパラワン州の海岸線で回収された100キログラム超のコカインも含まれている。

 処分の現場に立ち会ったフアニート・レムリヤ内務自治相は記者団に対し「マルコス政権に『麻薬戦争』という言葉は存在しない。それは死傷者を伴うものだからだ」と言明。「これは法的手続きと関係機関の連携に基づく『キャンペーン』である。押収し、起訴し、裁判所の命令に従って破壊する。このプロセスを信頼してほしい」と語り、超法規的殺害を伴った過去の強権手法とは一線を画す「クリーンな取り締まり」を強調した。

 PDEAのイサガニ・ネレス局長は、薬物の「リサイクル(横流し)」疑惑を払拭するため、四半期ごとに公開の場での廃棄を継続する方針を再確認した。

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