ラジオニュース記者射殺される 現政権でメディア関係者殺害9人目
西ネグロス州でラジオニュース記者のフリト・カロさんが射殺される。マルコス政権下で殺害されたジャーナリストは9人に
ビサヤ地方西ネグロス州ラカステラナ町で20日にラジオ番組向けニュース記者のフリト・カロさん(49)が自宅の庭先で武装した男に射殺された。大統領府のメディアセキュリティ対策本部(PTFOMS)は22日、カロさんの殺害事件を非難するとともに、「正義が回復されるよう全力を尽くす」と誓った。23日付英字紙インクワイアラーが報じた。
カロさんは同州ヒママイラン市に拠点を持つDNNニュースFMの記者を務めていた。現マルコス政権下で殺害されたジャーナリストは9人目。
警察によると、カロさんが自宅の家庭菜園で作業をしていたところ、スポーツ仕様車に乗った容疑者が近づき、いきなり銃撃してそのまま車で逃走したという。カロさんは病院に運ばれたが死亡が確認された。
人権団体ヒューマンライツウォッチによると、現マルコス政権になって殺害された9人のうち、8人がラジオ番組で働いていたジャーナリストだった。
フィリピン全国ジャーナリスト組合(NUJP)は20日の声明で「我々は沈黙することはない。報道の自由を守り、自由で独立したメディアを持つという全てのフィリピン人の権利を守る仲間のジャーナリストたちと連帯する」と報道の意義と連帯を強調した。
マルコス大統領が就任した2022年の10月には首都圏ラスピニャス市でやはり著名なラジオコメンテーターだったパーシバル・マバサさんが射殺されている。マバサさんの殺害事件では大統領自ら犯行を非難し、徹底捜査を命じたが、黒幕とされるバンタッグ元刑務局長が逮捕されておらず行方が分からない状態が続いており、事件が未解決のままとなっている。






