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1455億ペソ投入を承認 ミンダナオ縦断高速道路

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大統領は、「中央ミンダナオ高度標準高速道路」プロジェクトに対し、総額1455億6000万ペソの予算拠出を命令

大統領府
大統領府

 マルコス大統領は23日、ミンダナオ島の中央部を貫く「中央ミンダナオ高度標準高速道路(CMSH)」プロジェクトに対し、総額1455億6000万ペソ(約3860億円)の予算拠出を命じた。予算管理省はこれを受け、2026年から34年までの長期的な予算枠を確保する「継続義務権限」を発動。これにより、政権交代や予算審議の影響を受けることなく、完工まで途切れることのない資金投入が法的に担保された。

 プロジェクトの最大の目玉は、北ミンダナオの拠点都市カガヤンデオロと、内陸の農業地帯マライバライを結ぶ区間の劇的な改善だ。現在、険しい地形により約6時間半を要している両都市間の移動時間は、高速道路の完成により3・5時間へと短縮される。

 予算管理省のロランド・トレド次官は声明で、「大統領のインフラ開発加速の指示に基づき、資金不足による工事中断という過去の失敗を繰り返さない体制を整えた」と言明した。

 本事業は、日本の国際協力機構(JICA)およびアジア開発銀行(ADB)からの借款に加え、フィリピン政府の拠出金によって賄われる。道路が完成すれば、農業、物流、観光の各セクターで劇的な成長が見込まれており、特に「比の食料庫」と呼ばれる同地域の農産物輸送コスト削減は、全国的なインフレ抑制への「構造的な回答」になると期待されている。

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