北サマール州で考古学調査 歴史的遺物発見へ期待
北サマール州で考古学調査が始まり、地域の歴史的役割や文化解明に期待が高まっている
フィリピン国立博物館の研究チームは、北サマール州の歴史的役割の解明と遺物発見を目的に、同州各地で考古学調査および試掘を開始した。調査は12日から20日まで実施された。国営PNA通信が18日報じた。
調査チームはラベサレス、パラパグ、ビリ、ラオアン各町の有望な遺跡候補地を訪れた。ラベサレスでは教会敷地や歴史的遺構、2014年に先スペイン期の遺物が見つかった小学校周辺などを重点的に調査。また、大砲が発見されたタボック丘や、伝統的な船造りで知られるマラビージャ地区も対象となっている。
北サマールは16世紀から19世紀にかけてアジアとアメリカ大陸を結んだマニラ・アカプルコ・ガレオン貿易の海上ルートに位置し、歴史的に重要な役割を果たしたと考えられている。
調査チームのボルニア氏は「今回の調査は地域の文化的アイデンティティの理解を深める重要な一歩」と述べ、発見された遺物の保存が将来世代にとって不可欠であると強調した。(川上佳風)






