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燃料高騰でダバオ観光に影響 中東情勢緊迫で戦略見直しへ

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燃料高騰でダバオ観光に影響、国際便減少の中で国内需要とMICE誘致を強化へ

 中東の緊張激化による燃料価格の高騰を受け、ダバオ地域の観光業界は影響への対応を迫られている。観光省ダバオ地域事務所のタニヤ・タン局長は、ダバオ国際空港発着の国際線にも影響が出ており、カタール航空のドーハ便(週3便)が一時運休となったと明らかにした。比情報局(PIA)が20日報じた。

 同局長によると、危機前は国際線の搭乗率は良好で、ダバオの認知度向上が引き続き重要課題だという。主要な訪問国は米国、中国、日本、韓国、オーストラリアなどだが、外国人観光客は全体の約5%にとどまる。このため現時点で観光目標の見直しは行っていないものの、燃料高による渡航コスト上昇に対応し、MICE(会議、報奨・研修旅行、国際会議、展示会・イベント)誘致を強化する方針だ。国内観光客が大半を占める現状を踏まえ、地域内および国内市場の取り込みを重視する。

 ダバオ市観光局のトルミス局長代行も、航空運賃上昇に合わせ観光計画の再調整を進めると説明。2026年に観光客250万人を目標としている。

 また、ホテル業界も影響を警戒している。ホテル・リゾート販売マーケティング協会のガモ会長は、予約キャンセルは一部にとどまるが、今後の航空運賃上昇が需要に影響すると指摘。引き続き国内市場や直行便就航都市へのプロモーションを強化するとしている。(川上佳風)

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