フィリピン新聞

本日休刊日

中国艦が比艦にレーダー照射 サビナ礁付近で「極めて挑発的な行為」

565字||社会

西比海のサビナ礁付近で比海軍の誘導ミサイル・フリゲート艦「BRPミゲル・マルバール」が、中国人民解放軍海軍艦から火器管制レーダー照射を受けた

比海軍の「BRPミゲル・マルバール」
比海軍の「BRPミゲル・マルバール」=国営PNA通信

 フィリピン海軍防衛司令部は19日夜、西フィリピン海のサビナ礁付近で比海軍の誘導ミサイル・フリゲート艦「BRPミゲル・マルバール」が、中国人民解放軍海軍のコルベット艦から火器管制レーダーの照射を受けたと発表した。海軍によると今月7日、比の排他的経済水域(EEZ)内を航行していた比艦艇に対し、中国艦が攻撃準備を意味するレーダーを照射した。軍当局は「命を危険にさらし、主権を脅かす危機的なエスカレーションだ」と強い警戒感を露わにしている。

 海軍の発表によると、BRPミゲル・マルバールはインドで開催された「第3回国際観艦式・多国間海上演習(2月18~26日)」への参加を終え、サンバレス州スービックの海軍基地へ帰還する途中だった。サビナ礁付近を航行中に、比艦のシステムが中国海軍のジャンカイ級コルベット(艦番号622)からの「電波放射」を検知し、火器管制レーダーによるロックオンであることを確認した。比艦は直ちに無線での警告を行い、誤解を避けるためエリアからの退去を要求した。中国艦は数時間にわたって比艦を追尾した後、最終的に照射を停止し、現場を離脱したという。

 西フィリピン海担当のロイ・トリニダード少将は20日、「この行為は不必要なリスクを生じさせ、海上での誤認や誤解を招きかねない極めて挑発的な行動だ」と強く批判した。

社会