人身売買被害者53人救出 カンボジアの詐欺拠点で
カンボジアで人身売買の被害に遭っていた比人53人がニノイ・アキノ国際空港(NAIA)に到着
カンボジアで人身売買の被害に遭っていたフィリピン人53人が13日午後、フィリピン航空PR2622便でニノイ・アキノ国際空港(NAIA)に到着した。
帰国した被害者の証言によると、勧誘の窓口はメッセージアプリ「Telegram」。①月給600~1000米ドル②有効な就労ビザの提供――などの好条件で勧誘し、現地到着後、マッチングアプリで信頼を得て投資を促す「ラブ・スカム」や仮想通貨詐欺への加担を強要されたという。
また、「1日あたり26人の新規顧客を獲得する」などのノルマが課され、達成できない場合は「300回の腕立て伏せ」や「絶食」などの身体的虐待を受け、さらには給与も支払われなかったという。
被害者らは、「全員で辞めたいと言ったが、『殺す』と脅された。自分たちだけでなく、比にいる家族の命まで引き合いに出され、逃げ出すことができなかった」と証言している。
帰国した53人の中には、腎不全患者や交通事故により鎖骨を骨折したまま放置されていた人など、緊急の医療措置が必要な2人が含まれている。
移民労働者省は保健省と連携し、無料の治療を提供するとともに、全員に対して心理的カウンセリングなどを含む包括的支援を行うと発表した。






