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年内締結に向け比が主導 ASEAN・カナダ自由貿易協定

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比が議長国を務める今年のASEANにおける最優先課題の一つはカナダとの自由貿易協定(FTA)最終合意

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 貿易産業省(DTI)のセフェリーノ・ロドルフォ次官は13日、カナダ大使館主催の「ストラトベース・フォーラム」において、フィリピンが議長国を務める今年の東南アジア諸国連合(ASEAN)における最優先課題の一つとして、ASEAN・カナダ自由貿易協定(FTA)の最終合意と署名を挙げた。

 ロドルフォ次官は、ASEAN全体の枠組みに加えて、比とカナダの間で直接結ばれる二国間FTAについても言及。「二国間交渉はASEAN全体の交渉よりも数カ月早く完了する見込みで、年末までの署名を目指している」と述べた。

 ASEAN・カナダFTAは、2025年9月の交渉会議において、「良好な規制慣行」および「税関手続き・貿易円滑化」についてはすでに合意している。カナダ側の試算によれば、このFTAにより同国のGDPは25・4億ドル増加し、ASEAN諸国への輸出は最大26・7億ドル拡大する見通しだ。

 会合に出席したカナダのデビッド・ハートマン駐比大使は、現代の貿易協定は関税の削減だけでなく、「供給網の多様化と投資家からの信頼を強化する安定した枠組みを構築することにある」と強調した。

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