フィリピン新聞

本日休刊日

「1周年」前にPNPが厳戒態勢 ドゥテルテ前大統領拘束から

548字||社会

ドゥテルテ前大統領がICCに移送されてから1周年となる11日に合わせ大規模な抗議活動が予想されるとして国家警察が厳戒

ドゥテルテ前大統領
ドゥテルテ前大統領

 国家警察(PNP)は9日、ロドリゴ・ドゥテルテ前大統領が「人道に対する罪」の疑いで国際刑事裁判所ICCに移送・拘禁されてから1周年となる11日に合わせ大規模な抗議活動が予想されるとして、首都圏およびミンダナオ地方ダバオ市で厳戒態勢を敷くよう全警官に指示した。

 PNPのナルタテス長官によれば、SNSのモニタリングを通じて支持者らが「大規模な車列デモ」を計画している情報が確認された。計画されているルートは首都圏の主要幹線道路であるエドサ通りから、1年前に前大統領が移送の際に利用したビリヤモール空軍基地へと向かうルートだという。

 ナルタテス長官は、首都圏およびドゥテルテ氏の本拠地であるダバオ市での警官増員を命令するとともに、「最大限の寛容」を維持しつつ、市民の日常生活を妨げたり治安を脅かしたりする行為には厳正に対処するよう命令した。

 現在、フィリピンでは娘のサラ・ドゥテルテ副大統領に対する弾劾手続きが進んでおり、前大統領の身柄拘束1周年という節目は、現政権(マルコス政権)とドゥテルテ派の対立をさらに激化させる火種となる可能性がある。

 ナルタテス長官は、「平和的な集会の権利は尊重するが、参加者は当局の指示に従い、不必要な衝突を避けるよう自制してほしい」と呼びかけている。

社会