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対スパイ活動を強化 PNP、「外国による勧誘」遮断へ

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国家警察が、「比人の協力者」を通じた外国の工作活動に対し、全ユニットで対抗情報活動を強化へ

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 国家警察(PNP)のホセ・ナルタテス長官は6日、国家安全保障を脅かす「地元の協力者」を通じた外国の工作活動に対し、全ユニットで対抗情報活動を強化する声明を出した。これは、中国に関連するスパイ容疑でフィリピン人3人が拘束されたとの国家安全保障会議(NSC)の発表を受けた措置。

 NSCによれば、拘束された3人のうち2人は国防省(DND)、海軍にそれぞれ勤務しており、残る1人もフィリピン沿岸警備隊(PCG)幹部に接触できる立場にあった。この事態を受けナルタテス長官は「我々にとってのモーニングコール(警告)」と表現。治安と国家安保に関するあらゆる情報が外国の干渉や勧誘から隔離されるよう、組織全体に愛国心と忠誠心に基づくプロフェッショナリズムを徹底させる方針だ。

 PNPは再発防止に向けて①警察内部のメンバーが不審な勧誘や接触を匿名で報告できる制度を確立②NSCや国軍(AFP)など他の情報機関との情報共有を強化し、潜在的な脅威を早期に察知する③急速に進化するデジタル技術を悪用した工作に対し、法的・制度的な枠組みを強化する――などの対策を打ち出している。

 ナルタテス長官は、「警察組織が外国の影響を受けないよう、常に先を見越した警戒を維持しなければならない」と述べ、国民と国家への忠誠を改めて求めた。

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