フィリピン新聞

本日休刊日

車列パレードを恒久的に禁止せよ 石油価格高騰などで副大統領

773字||社会

サラ副大統領が中東紛争による石油価格の高騰と環境保護の観点から車列パレードを恒久的に禁止するよう全国の地方自治体に呼び掛けた

 サラ・ドゥテルテ副大統領は3日発表の声明で、全国の地方自治体に対して、地域のお祭りや祝祭イベント、政治的キャンペーンなどでお馴染みとなっている長い車列を組んでパレードする行為を恒久的に禁止するよう異例の訴えを行った。中東紛争が深刻化し、石油価格が高騰していることに加え、車の排気ガスによる環境汚染および交通渋滞にもつながるとして車列パレードの禁止を打ち上げたもの。3日付け英字紙スター電子版が報じた。

 ダバオ市では1日、サラ氏が先月に2028年の大統領選への立候補を名乗り上げたことを祝して、彼女の支持者たち数百人が街に繰り出して車列を組んでパレードをしたばかりだった。

 サラ氏は声明で、「国民が現在の政権に対する怒りを表現したい気持ちやロドリゴ・ドゥテルテ前大統領に対するサポートの気持ちを表現したいのは良く分かる」とした上で、「しかし、車列パレードは環境に対するダメージが大きい」と強調、環境保護の観点からも車列パレートを行わないよう求めた。

 サラ氏はダバオ市長を務めていた2022年3月にもロシアによるウクライナ侵攻を受けて石油価格が上昇した際に市内での車列パレードを全面禁止する市長令を出している。

 一方、ドゥテルテ家の支持者たちは1日にまずダバオ市で、「グリーン・ライズ・2028年に向けたアクションと希望」と題したサラ氏の大統領選勝利に向けた支援運動を、車列パレードを組んで開始した。同様の支援活動は全国の他の主要都市でも開始されたという。

 また、ドゥテルテ支持者らは、今月11日に、ドゥテルテ前大統領に対する国際刑事裁判所の逮捕令状に基づく本人の逮捕とハーグへの連行から1年目となるのを記念した車列パレードを実施すると発表しているほか、今月28日には前大統領の81歳の誕生日を祝うパレードの実施も予告している。

社会