「罪状確認聴取」を終了 ICC、ドゥテルテ前大統領に対し
国際刑事裁判所は、ドゥテルテ前大統領による「麻薬戦争」を巡る「人道に対する罪」の罪状確認聴取を終了
オランダ・ハーグの国際刑事裁判所(ICC)は27日、ドゥテルテ前大統領による「麻薬戦争」を巡る「人道に対する罪」の罪状確認聴取を終了した。第1予審法廷(ユリア・アントアネラ・モトク裁判長ら3人で構成)は今後、検察側が提出した証拠が公判(裁判)に付すのに十分な根拠があるかどうかの評議に入る。
今回の聴取は、被疑者を正式な裁判にかけるための十分な証拠があるかを判断するためのものだ。ICCの規定に基づき、予審法廷は聴取終了から60日以内に書面で決定を下さなければならない。
今後のシナリオは、①証拠が十分と判断された場合、ケースは公判法廷に引き継がれ、正式な裁判が開始される②証拠不十分として手続きが停止される③検察に対し、証拠の追加提出や罪状の修正を求める――の三つに分かれる。
ドゥテルテ氏は、2011年11月1日からフィリピンがICCを離脱した直後の19年3月16日までの間、「麻薬戦争」の文脈において殺人および殺人未遂の「人道に対する罪」を犯した疑いが持たれている。
裁判所による書面決定の期限は26年4月下旬となる。検察側、弁護側の双方がこの決定に対して直接上訴することはできないが、予審法廷に対して上訴の許可を求めることは可能だ。比現代史において極めて異例となる、元国家元首に対する国際裁判の行方に世界的な注目が集まっている。






