草の根支援で救急車整備 南カマリネス州シポコット町
令和5年度草の根・人間の安全保障無償資金協力事業として実施された「南カマリネス州シポコット町救急車整備計画」の引渡式が開かれた
今月24日、ビコール地域南カマリネス州シポコット町において、令和5年度草の根・人間の安全保障無償資金協力事業として実施された「南カマリネス州シポコット町救急車整備計画」の引渡式が開催され、在フィリピン日本国大使館から遠藤和也大使が出席した。同式典には、トマス・ボカゴ町長および地方政府関係者が出席した。25日に大使館が発表した。
シポコット町の災害・緊急医療管理局では、保有する既存の救急車が直面する出動件数や移動距離による制約により年間約200件の要請を断るか、同局が保有する普通車両で対応せざるを得ない状況になっていた。また、既存車両には担架等の最低限の医療器具しか搭載されていないため、患者に対し適切な処置を施せず搬送中に亡くなってしまうケースもあったという。本案件では、同町災害・緊急医療管理局に必要な医療器具が搭載された救急車1台を新たに整備することにより、同町の救急救命体制の強化を図る。
日本が政府開発援助(ODA)を開始してから昨年で70年の節目を迎えた。「人間の安全保障」の理念に基づき1989年に開始された草の根・人間安全保障無償資金協力においても日本はこれまでフィリピンのトップドナーとして計567件の事業を実施している。
また、遠藤大使は、24日、南カマリネス州のエルレイ・ビリャフエルテ知事及びホリバタ・ツヨシ下院議員=南火マリネス州第1区、ナガ市のレニ・ロブレド市長を表敬した。遠藤大使はビリャフエルテ知事及びホリバタ議員に対し、日本政府による「草の根・人間の安全保障無償資金協力」スキームを紹介しつつ、地元住民の生活向上に貢献し、南カマリネス州における日比協力の進展に対するコミットメントを示した。
また、ロブレド市長との間では、ロブレド市長のナガ市における取組や課題について意見交換を行ったほか、今年が日比友好70周年であることを紹介しつつ、ナガ市やビコール地域の人々が日本への関心をより一層深め、人的交流を促進するための取り組みについて議論した。



