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「女性の参加なくして進歩はない」 マルコス大統領、国連で演説

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大統領が「女性の地位委員会第70回会合」に登壇し、女性の地位こそが真の進歩の根源的な指標であると訴えた

第70回女性の地位委員会で演説するマルコス大統領
第70回女性の地位委員会で演説するマルコス大統領=国営PNA通信

 マルコス大統領は9日、国連本部で「女性の地位委員会(CSW)第70回会合」に登壇し、国家の繁栄を経済成長やインフラ、技術だけで測る従来の視点を正し、女性の地位こそが真の進歩の根源的な指標であると訴えた。大統領は、女性が教育を受け、安全を確保され、自らの人生を決定しリードできる環境こそが、社会が前進している証であると強調。その上で、たとえどれほどの経済的繁栄を達成したとしても、「女性の完全な参加なくして真の進歩はない」と言明した。

 大統領はまた、政府やビジネス、科学、外交、そして和平構築といったあらゆる意思決定の場に女性が存在することの重要性を説き、特にフィリピンの民主主義や経済、国家アイデンティティーを形成してきた比人女性たちの多大な貢献を称え、女性のエンパワーメントは単なる「公平性の問題」ではなく、国家建設の「礎」であるという信念を世界に向けて発信した。

 さらに、紛争や気候変動、急速な技術進化といった現代の複雑な世界的課題に対し、人類の半分である女性が解決策の策定から排除されるようでは、これらの難問を克服することは不可能であると述べた。

 CSWはジェンダー平等と女性の権利を推進する国連の主要な機関であるが、大統領の今回の参加は、フィリピンがこの分野でグローバルなリーダーシップを発揮し、国際社会との協力をさらに深化させていくという強い意志を示すものとなった。

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