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10の重要覚書を締結 比韓、協力関係を全方位に拡大

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韓国の李在明大統領がパサイ市のビリヤモール空軍基地に到着。マルコス大統領とマラカニアン宮殿で首脳会談

ビリヤモール空軍基地に到着した韓国の李在明大統領夫妻
ビリヤモール空軍基地に到着した韓国の李在明大統領夫妻

 韓国の李在明大統領は3日、首都圏パサイ市のビリヤモール空軍基地に到着した。マルコス大統領は国賓として来比した李大統領とマラカニアン宮殿で首脳会談を行い、会談後の共同記者会見で両国の協力を深化させる10の覚書(MOU)を締結したと発表した。2024年に「戦略的パートナーシップ」へ格上げされた両国関係は、今回の合意により、技術革新から国民生活の安全に至るまで、極めて広範な実行段階へと移行する。  署名された10の具体的な合意事項は①ICTインフラ、サイバーセキュリティ、クラウド技術などの分野で包括的に協力する②国家レベルのデジタル化プログラムにおける韓国の技術導入と支援③特定の軍用資機材の調達手続きを円滑化し、国防近代化を加速させる④朝鮮戦争へのフィリピン派遣軍の歴史を背景とした、退役軍人の福利厚生や顕彰事業での連携⑤スマート農業技術の導入や、食料安全保障の強化に向けた農業生産性の向上⑥自由貿易協定(FTA)を基盤とした貿易拡大と、韓国企業による投資促進⑦模倣品対策や特許審査の効率化など、ビジネス環境の透明性を高める⑧フィリピンの初等・中等教育における韓国語学習機会の提供と教員研修⑨両国の文化交流、アーティストの相互派遣、コンテンツ産業での提携⑩国際犯罪対策、捜査技術の共有、警察官の研修プログラムにおける協力――。マルコス大統領は、「これら10の合意は、未来に向けた比韓戦略的パートナーシップの勢いを維持するものだ」と述べた。  4日には、両首脳がビジネス界のリーダーたちと面会し、これらのMOUを具体的な民間投資へと結びつけるための協議を行う予定だ。

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