訴追、一本化へ加速 サラ・ドゥテルテ副大統領弾劾
第2の弾劾訴追を提起していた市民団体や聖職者グループは訴えを正式に取下げると発表。訴追一本化へ向け加速
サラ・ドゥテルテ副大統領に対する弾劾手続きが、新たな局面を迎えた。第2の弾劾訴追を提起していた市民団体や聖職者グループは2日、訴えを正式に取下げると発表。今後は、同様の容疑を含む「第3の弾劾訴追案」に一本化し、手続きの遅延を回避する構えだ。
キコ・アキノ・ディ氏(ノイノイ・アキノ元大統領の甥)が率いる市民団体「ティンディグ・ピリピナス」は声明で、「弾劾プロセスは、法的な遅延や手続き上の空白を避け、可能な限り早期に進められなければならない」と述べ、「第3の訴追案には、自分たちが提起した内容と同様の重大な疑惑と十分な証拠が含まれている」と判断したとしている。
今年2月、市民団体や超党派の議員グループは副大統領に対し、①公金の不正使用や汚職、収賄②副大統領府および教育省における計6億1250万ペソの機密費の「重大な裁量権乱用」③権力の乱用や無能な統治、さらには政府を不安定化させる試みへの関与④2024年11月23日、オンライン上でマルコス大統領夫妻およびロムアルデス下院議長を標的にした暗殺者を雇ったとの発言――などで複数の弾劾訴追を提起していた。
サラ・ドゥテルテ氏は18日、次期大統領選挙への出馬を表明。一連の疑惑については「政治的な動機に基づく攻撃」であり、議会公聴会なども「仕組まれたシナリオ」によって自身の評判を失墜させるためのものだと否定している。








