PCG報道官が習主席揶揄する投稿 中国大使館が抗議
比沿岸警備隊のタリエラ報道官が習近平国家主席の風刺画風の画像をSNSに投稿したことに対し在比中国大使館が抗議
在フィリピン中国大使館は16日、習近平国家主席を揶揄する風刺画的な画像をSNSに投稿したとして、フィリピン沿岸警備隊(PCG)のタリエラ報道官に対し外交筋を通じて正式に抗議したことを明らかにした。16日付英字紙インクワイアラーが報じた。
タリエラ報道官は14日、マニラ市の私立大学で開催された西フィリピン海(南シナ海で比政府が領有権を主張する海域)問題に関するセミナーで講演した際、「なぜ中国はいじめっ子でありつづけるのか」というタイトルが付いた人工知能(AI)によって作成された習氏の風刺画のような画像を3枚並べたものを背景に学生らと対談、その写真を自身のSNSに投稿していた。
同報道官の投稿について、中国大使館は16日の声明で「これは中国の政治的威厳を踏みにじるものであり、越えてはならない一線を越えた露骨な政治的挑発だ」と強く批判し、本人に抗議を申し入れるとともに、大統領府や比外務省、および比沿岸警備隊に対しても、同報道官の態度が比政府のスタンスを表明しているのか説明を求めた。
これに対してタリエラ報道官は中国大使館の対応を「外交官が受入国の国内問題に介入してはならないことを定めたウィーン条約の第41条に違反する行為だ」と反論した上で、「中国大使館がこうした(中国側の)違法行為を浮き彫りにする画像や表現に反対するなら、真実が暴露されることへの不安を明らかにするだけだ」とも述べ、同大使館の姿勢を批判した。
PCGのタリエラ報道官と在比中国大使館の報道官は最近、南シナ海の領有権問題をめぐって激しい非難の応酬を繰り広げている。






