ODA事業視察や経済閣僚と意見交換 訪比中の茂木外相
リサール公園での献花式にのぞむ茂木外相=15日付日本大使館プレスリリース
14日にフィリピンを訪れた茂木敏充外務大臣は同日、日本の円借款で実施しているパシッグ・マリキナ川の河川改修事業を視察したほか、ロケ貿易産業大臣やバリサカン経済開発企画大臣ら経済閣僚らとの意見交換を行った。在比日本大使館が15日にプレスリリースを発表し伝えた。
茂木外相はまず14日午後2時すぎにマニラ市のリサール公園で献花を行った。献花式には遠藤和也駐フィリピン大使も参列。その後、日本のODA事業であるパシッグ・マリキナ川河川改修事業の現場や日本の支援により完成したマンガハン放水路を視察し、治水対策の取り組み状況について説明を受けた。
また、茂木大臣は、同日午後5時すぎから約70分間かけて、ロケ貿易産業大臣やバリサカン経済開発企画大臣、ロペス運輸大臣代行やサダイン公共事業道路上級次官と日比間の経済分野での関係強化に向けて意見交換を行った。
この中で茂木氏は、上位中所得国入りを目指すフィリピンの持続的経済発展に対する日本のコミットメントを表明したほか、フィリピンは日本にとり貿易及び投資両面で重要なパートナーであり、フィリピン市場の潜在性に期待している旨を伝えた。また、茂木氏がパシッグ・マリキナ川の治水事業を視察し、日本の知見や技術を共有できると実感した旨を伝えると、出席閣僚から、長年にわたる日本の支援に対する謝意と今後の協力に対する期待が表明された。
さらに、茂木大臣は出席閣僚との間で、防災、首都圏地下鉄事業等の交通インフラ整備、農業、情報通信分野等に関して、今後の経済協力の在り方や課題について議論したほか、国際情勢が不透明さを増す中、経済安全保障の確保も重要な課題であり、重要鉱物や半導体のサプライチェーンの多角化・強靭化の観点から協力を強化したい旨を伝えた。
茂木外務大臣は今月10日から18日まで、イスラエル、パレスチナ、カタール、フィリピン、インドを歴訪する日程を組んでおり、14日にフィリピン入りし、15日には比からデリーに向かった。






