「小規模噴火」の恐れに厳戒 ブルサン火山の警戒レベル1に引き上げ
フィリピン火山地震研究所は、ソルソゴン州ブルサン火山の警戒レベルを「1」に引き上げた
フィリピン火山地震研究所(PHIVOLCS)は23日、ソルソゴン州に位置するブルサン火山の警戒レベルを「1」に引き上げた。地震回数の増加や二酸化硫黄の放出量増大など、複数のモニタリング指標に変化が見られたため。当局は、山頂から4キロメートル圏内の「恒久的危険区域(PDZ)」への立ち入りを厳格に禁止するとともに、周辺住民に対して火山灰や土石流(ラハール)への警戒を呼びかけている。
PHIVOLCSのテレシト・バコルコル所長は23日、「特に危険区域内に居住する人々は、直ちに予防措置を講じ、避難の準備を整える必要がある」と言明。同山の南東部地域では約10年前に新たな噴火口が確認されており、局地的な「水蒸気爆発」が発生し、火山灰や噴石、火砕流を伴う可能性があると指摘した。
バコルコル氏はまた、テレビ番組のインタビューで、「警戒レベル0(通常)であっても水蒸気爆発は常に起こり得る。それがいつ、どの程度の強さで発生するかを正確に予測することは不可能だ」と強調。現在、火山の浅部で熱水活動が観測されており、当局は地震の規模や回数、地殻変動、噴火口の視覚的変化を24時間体制で注視している。






