フィリピン新聞

本日休刊日

「カマゴ3」試掘に成功 年末の供給開始を目指す

531字||経済

国産天然ガス資源であるマランパヤ・ガス田で新坑井「カマゴ3」の試掘とテストに成功

「マランパヤ・イースト1」のフレアリング作業
「マランパヤ・イースト1」のフレアリング作業=国営PNA通信

 マルコス大統領は26日、国産天然ガス資源であるマランパヤ・ガス田で新坑井「カマゴ3」の試掘とテストに成功したと発表した。中東紛争によるエネルギー危機が深刻化するなか、同ガス田の寿命を約6年延長し、電気料金を抑制する有力な手札が誕生した。

 大統領によれば、カマゴ3は1日あたり最大6000万標準立方フィートのガス生産能力を確認。これは、8億9300万米ドルを投じた「マランパヤ・フェーズ4」における二つ目の大きな節目であり、今年1月に発表された「マランパヤ・イースト1」の約2・5倍の埋蔵量を誇る。

 マルコス大統領は国民に向けたメッセージで「輸入燃料の代わりにマランパヤのガスで発電するたびに、家計や中小企業の電気代が節約される」と述べ、エネルギー自給率の向上が燃料確保資金や燃料減税権限といった緊急対策を構造的に支える長期的な解決策であることを強調した。

 今回の開発に伴い、政府は2000年以来となる新たな海底パイプラインの敷設も発表。26年第4四半期(10~12月)までの供給開始を目指す。さらに、マランパヤの北30キロに位置する次なる坑井「バゴン・パガサ(新たな希望)」の掘削準備も進んでおり、国産エネルギーによる「防衛線」の構築を加速させる。

経済